産業カウンセラー資格の取得から求人まで

産業カウンセラーに関する様々な情報を集めたサイトです。

産業カウンセラーとは一体どんな資格か?

産業カウンセラーって一体なに?

産業カウンセラーとは

産業カウンセラー協会によると、産業カウンセラーとは以下のような人たちであると言われています。

 

産業カウンセラーは働く人びとを支援するカウンセラーです。心理学的手法を用いて、働く人たちが抱える問題を自らの力で解決できるように援助することを主な業務としています。

 

詳細は、下記の「産業カウンセラーの特徴って?」で触れたいと思います。

 

受験資格

1. 4年制大学や大学院において心理学に関わる単位を一定以上収めたもの

2. 産業カウンセラー協会が実施する講座を修了したもの

 

※1番の認定基準は意外と厳しいので、多くの人は2番の産業カウンセラー講座を受講することになると思います。ここでは1番についてあまり触れないので、詳しくは産業カウンセラー協会のHPを参照

 

受験までの流れ

受験要領配布が例年10~12月、出願期間が11月末、試験日が1月末、合否通知が3月上旬という流れです。ただし、多くの人は受験資格を得るために、それ以前から通学制か通信制のどちらかの産業カウンセラー講座を受講する必要があります。

 

通学制講座

受講申し込みが1月~定員が埋まるまで、期間は4~10月末ごろまでの約7か月間、受講料は約21万円

通信制講座

受講申し込みが8月中旬ごろ~定員が埋まるまで、期間は11~翌年10月末までの約1年間、受講料は約19万円

 

受験の内容

選択式の筆記試験と面接+ロールプレイの実技試験の両方に合格する必要があります。実技試験は講座の成績によっては免除になることもあります。

 

受験に必要な金額

学科試験: 10500円

実技試験: 21000円

実技試験免除適用申請料: 10500円

 

産業カウンセラーの特徴って?

冒頭で述べたように、産業カウンセラーは主に“働く人びとを支援するカウンセラー”です。

 

こうしてみると、精神科に入院しているクライエントの治療補助や、学校施設での児童に対するメンタルヘルス対策なども行う臨床心理士などとは主な役割が異なると言えるでしょう。

 

もちろん、あくまで主な役割が異なるというだけで、それらのクライエントを産業カウンセラーが全く相手にしないというわけではありません。

 

とはいえ、産業カウンセラーがキャリア支援など産業場面に特化した役割を主にしていることは間違いないでしょう。これが他の心理学系資格との最も顕著な違いだと思います。

 

産業カウンセラーが実際にどのように活躍しているかを知りたい方は、 以下のリンク先の事例集を見てみるとよいでしょう。職場でのカウンセリングの必要性とプロセスがざっくり分かるかと思います。

 

 

資格を得るメリットは?

キャリアコンサルタントやキャリアアドバイザーといった「キャリア相談」に関わる職種は毎年コンスタントに求人が出されているため、求職の幅が広がります。人事にも産業カウンセラー資格が求められることがあるようです。

 

産業カウンセラーを取得すると、産業カウンセラー協会が実施しているキャリア・コンサルタント資格の取得もしやすくなるため、キャリアの道へ進みたい方にとっては有用な資格だと言えるでしょう。

 

また、臨床心理士に比べると募集こそ少ないですが、メンタルヘルス対策の場面でも産業カウンセラー資格が募集要項に組み込まれていることもあります。

 

加えて、日本産業カウンセラー協会の方から、産業カウンセラー向けの求人を告知することもあるので、単純に資格としての価値も低くはないでしょう。

 

詳しくはこちらを参照してください。

 

産業カウンセラーの合格率は?

日本産業カウンセラー協会の2012年度データによると、受験者5665名中、3925名が合格で合格率は67.6%になっています。自動車普通免許の合格率が70%未満程度なので、資格試験の合格率としては極端に高くも低くもないと言えそうです。

 

ただ、個人的な感覚としてはデータ以上に試験は難しかったように思います。合格率が比較的高めなのは、そもそも7か月の講座への参加が必須になる時点で、ある程度参加者が“振るい”にかけられるからかもしれません。最終的な受験者は、多くの方がしっかり勉強されていた印象を受けました。

 

資格としての信頼度は?

一概に結論づけることはできませんが、カウンセラー資格としては比較的高い信頼度を持つ資格であると言えます。また、臨床心理士などの他資格と比較しても、産業場面のカウンセリングに特化した資格としてキャリア論や、労働関係の法規を学べる点が特徴的です。

 

そのため、組織のキャリア開発担当などの募集に産業カウンセラー資格を要するものもあります。時にはカウンセラーとしてメンタルヘルスの対策を、時にはコンサルタントとしてキャリアの支援を求められる産業場面でマルチに活躍できる資格だと言えるでしょう。

 

心理学系の人の中には、「臨床経験の求められない資格なんて…」と言われる方もいらっしゃいますが、心理学系の大学や大学院を修了できなかった人が改めてカウンセリングの入口として基礎を勉強するためには、かなり有用な資格だと思います。

 

詳しくはこちらを参照してください。